ウォールストリートジャーナルも、緘黙の集中プログラムを報じる

2015年08月18日(火曜日)

アイキャッチ画像。
今度は The Wall Street Journal が、場面緘黙症の子どもへの集中プログラムに焦点を当てた記事を掲載しました。つい同じ日に The New York Times が同様の記事を掲載したばかりでした(現地時間)。

↓ The Wall Street Journal ウェブサイトへのリンクです。
◇ When a Child Doesn’t Speak: Treating Selective Mutism (新しいウィンドウで開く

記事の掲載は電子版で確認しています。電子版に掲載された日付は、現地時間8月17日(月)です。

The New York Times の記事はフロリダで行なわれた集中プログラムを取材したものでしたが、今回の The Wall Street Journal の記事は、集中プログラムの元祖・Child Mind Institute(ニューヨークの民間機関)で行なわれたものを取材したものです。

Child Mind Institute の集中プログラムは Brave Buddies と呼ばれるもので、米国で緘黙に関心のある方の間では、ある程度知られているのではないかと思います。模擬教室を設定し、1日6時間のスケジュールを5日間にわたって、少しずつ発話に慣れさせようとするものです。今回の記事は Brave Buddies のポイントをよくまとめています。特に、Brave Buddies の有効性にまで踏み込んでいるのには感心しました。

記事には、『先生とできる場面緘黙の子どもの支援』『親子でできる引っ込み思案な子どもの支援』の著者、クリストファー・A・カーニー氏の、緘黙についてのコメントも紹介されています。

これで、米国を代表する右派と左派の新聞にそれぞれ、緘黙の集中プログラムを紹介する記事が掲載されたことになります。別に有名な新聞に掲載されたからといって、この集中プログラムの有効性が立証されたことにはならないのですが、集中プログラムが近年米国で広まりを見せる中、インパクトを感じます。

北米や米国で行なわれている緘黙児への支援法は先進的だとして、日本で輸入されてきた歴史があることを思い起こすと、こうした米国の動きは気になります……と私は思っているのですが、こうした海外ニュースはブログで紹介しても反応が薄く、同じことを考えている人は少なさそうです。

なお、The Wall Street Journal には日本語版ウェブサイトがあり、英語版の邦訳記事が掲載されることがあります。もしかしたら今回の記事も、日本語版に掲載されるかもしれません。掲載されるとすれば、ライフ欄で、何日か経った後ではないかと思います。

リンク


↓ The Wall Street Journal 日本語版「ライフ」欄へのリンクです。
◇ ライフ/キャリアヘルス不動産エンターテインメント- WSJ日本版-jp.wsj.com - Wsj.com (新しいウィンドウで開く

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