小学1~3年の頃・緘黙症になる前(2・完)

2006年07月15日(土曜日)

私の緘黙ストーリーです。前回の記事はこちら

今回は、第1部「前緘黙時代」の最終回です!(「全緘黙時代」ではありません)

小学1~3年の頃の私と親の関係を中心に書いています。場面緘黙症とは直接関係ない内容です。

■ 両親

私の両親は、仲のいい普通の夫婦だったと思います。母は専業主婦で子育てや家事担当、父は仕事担当という、当時としてはごく一般的な夫婦でした。

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少し変わったところがあるとすれば、両親ともに高学歴者だったわりに、私に勉強しろとうるさく言わなかったことでしょうか。特に習い事に通うように命じられたということもありませんでした。

■ 母

母は、子どもをガミガミ叱り、また、子どもの欲しいものをちっとも買ってくれない、庶民的なごく普通の母親だったように思います。ただ、母曰く、私については「長男だから少し厳しめに育てた」とのこと。

★ ガミガミ怒られてこたえた!

私としては母によく怒られたのが大変こたえました。「叱る」というよりは「怒る」という感じでした。女の人って、どうしてすぐ感情的になるのでしょうか。いつも理由もなく機嫌が悪そうにしている感じで、近寄りがたくて仕方がありませんでした(これで、一部の親御さんを敵にまわしたかも…)。

母と接する中で子どもながらに学んだことは、やたらと感情をあらわにして怒ると、相手がいかに傷つくかということでした。そうして、私はあまり怒りを表に出さない温和な子どもになりました。「キレる子ども」とは対照的です。

後年、私は自信なさげな人間に育ってしまったものですから、母は「この子には少し怒りすぎたかもしれない」と省みるようになりました。もっとも、私が自信なさげなのは、本当に母の育て方が原因かどうかは分かりません。

私は少年時代、母に褒められた記憶はほとんどありません。怒られてばかりでした。まあ、褒めようにも褒めようがない、どうしようもないおっちょこちょい少年だったので無理もなかったのですが…。

★ あれをしてはだめ!これをしてはだめ!

他に、「あれをしてはだめ!これをしてはだめ!」というように、とにかく「だめ!だめ!」というような教え方をされたことも非常に影響が大きかったように思います。

この影響で私は極端に行動抑制的な性格になり、少年時代のみならず、成人後も、何かにつけて「こんなことしたら怒られるんじゃないだろうか~あんなことしたら怒られるんじゃないだろうか~」と自分の一挙手一投足に不安を感じるようになってしまいました。

■ 父

父は母に比べておおらかな人で、母のように私にガミガミ言うことはありませんでした。

父は仕事で忙しく、なかなか私と一緒に過ごす時間は持てませんでした。多忙な父でしたが、休日になると時々車で家族一緒に旅行に連れて行ってくれました。たいそうな観光名所を数多く訪れたはずなのですが、なにしろ子どもだったもので、全く覚えていません。もったいない話です。なお、下の画像は生野銀山のお土産です。

生野銀山のお土産

こんな父でしたが、次第に体調を崩すようになり、私が小学3年の頃になると、近くの病院に入院してしまいました。

■ 親戚

お盆休みになると、親戚の家に遊びに行きました。父と母はともに、当時私が住んでいた関西地方から離れた他県の同じ都市で生まれ、育った人でした。その実家に帰るのです。

親の実家では、私は親戚の方々からとても可愛がられました。私のことをガミガミ怒ってばかりだった母とは対照的に、親戚の方々は私をいつも温かい目で見てくださいました。また、父方の親戚の家のお隣のお隣のOさん宅には、私と同い年の女の子と、私より年下の男の子がいて、仲良くなりました。

ここに住む人はいい人ばかりだな~と、すっかり気に入ってしまいました。

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■ 話は学校生活に戻る

こうして、小学校生活6年間のうち、半分の3年間が過ぎようとしていました。

小学3年の終業式を最後に、2人のクラスメイトが転校して学校を去っていきました。1人はクラスのガキ大将、もう1人は私の初恋の人でした。

何度もクラスメイトとの別れを経験してきた私ですが、このときも、どこか他人事で見ていました。転校はあくまで私とは別世界の出来事であって、自分が転校するようなことはまさかないだろうなどと、何の根拠もなく考えていたのです。

(第1部終わり)

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★ 蛇足

私の初恋の人は、下の名前を「央子」さんとおっしゃったのですが、何とお読みすればよいのか分かりません。ようこ?なかこ?ひさこ?ちさこ?

自分の初恋の人の名前を正確に読めないなんて、情けなすぎます。

[続きの記事]

★ 富氏、転校する!

[第1部 目次]
  1. 元場面緘黙児・富氏の両親
  2. この子、知恵遅れ!?~0-4歳の頃
  3. だめ園児・富氏
  4. 小学校入学早々、学校不適応に!
  5. 小学1~3年の頃・緘黙症になる前(1)
  6. 小学1~3年の頃・緘黙症になる前(2・完)