人の名前が呼べない緘黙者?海外でも似た例が多数存在か

2015年12月08日(火曜日)

アイキャッチ画像。
人の名前を呼べない--
人の名前を呼ぶのが苦手--

場面緘黙症の経験者の話をネットで読んでいると、たまにこういう話を目にすることがあります。これが緘黙の当事者や経験者の間でどの程度一般的なことなのかは、今のところはっきり分かりません。

これと同じことかどうかは分からないのですが、実は海外の文献で、似たような話を読んだことがあります。

米国最大の緘黙支援団体 Selective Mutism Group の代表も務めた Aimee Kotrba 博士が、緘黙の専門書の中で次のように述べています(Kotrba, 2015, Chapter 6, Section 5, para. 15)。

緘黙児の別の興味深い異常は、固有名詞を使うのをしばしばためらったり、使えなかったり、使うのを嫌がったりさえすることです。たとえ、その固有名詞をよく知っていたとしても。

Another interesting anomaly about children with selective mutism is that they are often hesitant or even unable/unwilling to use proper names, even if they know the names well.

"proper names" を「固有名詞」と訳しましたが、「正式名称」「本名」という意味もあり、どの訳が適当なのかは英語が苦手な私には分かりません。

この件は、海外でも滅多に話題になりません。緘黙の専門家が専門書の中で触れたのは珍しいことです。

私個人について言うと、本名よりも、あだ名で呼んだり、呼び捨てで読んだりすることができませんでした。心理的な抵抗のようなものがあったのです。これは、緘黙(自己診断)がかなり改善して、ある程度話せるようになってからも続いています。ですが、緘黙?と関係があるのかどうかは分かりません。

蛇足・アクセスカウンター再設置


12月3日より、ブログにアクセスカウンターを設置しました。パソコン版ページとスマートフォン版ページのアクセス数を合算した数字です。従来型携帯電話版ページは合算できませんでした。

実は以前もこのブログにはカウンターがあったのですが(2007年2月7日~2010年12月6日)、ブログの表示が遅くなるのを嫌って、いったん廃止しました。今回は5年ぶりのカウンター復活です。

今回のカウンターは以前の Flash式カウンターとは違うもので、スマートフォンからのアクセス数を記録するのにより適したものです。

文献


◇ Kotrba, A. (2015). Selective Mutism: An Assessment and Intervention Guide for Therapists, Educators & Parents. Eau Claire, WI: PESI Publishing & Media. [Kindle version]. Retrieved from Amazon.com