ごほうびのあげ方−部分強化、トークンエコノミー 

Behavior Management at Home: A Token Economy Program for Children and Teensごほうび、正の強化といろいろ書いてきましたが、配布資料3(1)「場面緘黙症について(学校提出用)」にも記述があるように、場面緘黙児にごほうびをあげるときには注意が必要です。

「ごほうび」と「ものでつる」は違うこと、話すことそのものにごほうびをあげないこと、等々です。

こうした方法を実践するには、専門家の助言を得ることが望ましいです。

さて今回は、ごほうびのあげ方のヒントとして、部分強化やトークンエコノミーのお話をしています。

ごほうびは欠かさずあげる必要は必ずしもないことと、ごほうびになる代用貨幣についてです。特にトークンエコノミーは、場面緘黙症のセラピーに実際に使われています。

私は心理学初学者なので、私が発信する情報は鵜呑みにしないで、Wikipedia や2ちゃんねるでも見るような感覚でお読みください。

続きを読む

シェイピング(行動形成)−場面緘黙症の段階的な克服 

[いきなりお知らせ]

これまで、更新は毎週土曜日+αとしてきましたが、来週以降は、完全不定期更新といたします。

つまり、土曜日に必ずしも更新しないかもしれないということです。ご了承ください。

* * * * * * * * * *

今日も、心理学初学者の富氏が自身の勉強の復習も兼ねてまとめています。

行動療法技法の一つに、オペラント条件づけを応用したシェイピング(行動形成;shaping)というものがありまして、これが場面緘黙症など、発話の問題のある人たちの治療に成果を上げています。

かの場面緘黙症を克服するための実践法を説いた保護者向けの本 Helping Your Child With Selective Mutism も、シェイピングを場面緘黙症の治療に応用したもののようです。

■ シェイピングとは何ぞや

簡単です。要するに、褒めたりごほうびを上げたりしながら、少しずつ発話など目的の行動にたどりつくようにしようということです。このサイトの常連の方には、おなじみの手法です。

少し難しく言えば、次の3つがシェイピングのポイントになります。

○ 目的となる行動の変化を達成するために段階を踏む(漸次的接近;successive approximation)

○ 一つ段階をクリアしたら、ごほうびや報酬などの好子(正の強化子)を即座に与えて(即時強化;immediate reinforcement)、行動を学習させる

○ 次の目標の段階をクリアできないようなら、目標を引き下げるか前の段階に戻ってやり直すかする

なお、行動分析の父・B. F. Skinner による鳩を使ったシェイピングの実験の動画がYouTubeで公開されています。法的に問題がなければいいのですが。動画は英語である上に、行動療法の専門用語が出てくるので、一般の方には聞き取りにくいです。

続きを読む

負の強化、罰 

先日、「正の強化」のお話をしたので、今回は「負の強化」のお話です。

「負の強化」の強化が場面緘黙症の治療にどう役立つかは私には分からないのですが、何かの参考にはなるかもしれません。心理学初学者の富氏が、自身の復習も兼ねて、まとめます。

「負の強化」は、しばしば「罰」と混同されるので、両者の違いについても触れています。

今回の記事をまとめると、下の表のようになります。

行動の頻度+行動の頻度−
刺激を与える正の強化正の罰
刺激を除く負の強化負の罰

「こんな表いきなり見せられても、わけが分かんない!詳しく知りたい!」という方は、続きをどうぞ。

続きを読む

ごほうびで行動を変える〜正の強化 

拙サイトで配布中の資料のNo.1で紹介されている場面緘黙症の治療法の一つに「正の強化」があります。資料3(1)の「ごほうびを用いて会話を促す方法」も同じことです。

要するに、褒めたり、ごほうびをあげたりして、行動を変える行動療法の技法です。

例えば、ブログを書いたときに褒められたり「人気blogランキング」のクリック数が増えたりすると、作者は快感を感じて、ブログを書く頻度が上がるとか、そういったことです(※ このブログの更新頻度は、作者の時間制限や優先順位など、さまざまな要因によって左右されます)。

心理学初学者の私が、自身の復習も兼ねてまとめてみます。

続きを読む