ごほうびで行動を変える〜正の強化 

拙サイトで配布中の資料のNo.1で紹介されている場面緘黙症の治療法の一つに「正の強化」があります。資料3(1)の「ごほうびを用いて会話を促す方法」も同じことです。

要するに、褒めたり、ごほうびをあげたりして、行動を変える行動療法の技法です。

例えば、ブログを書いたときに褒められたり「人気blogランキング」のクリック数が増えたりすると、作者は快感を感じて、ブログを書く頻度が上がるとか、そういったことです(※ このブログの更新頻度は、作者の時間制限や優先順位など、さまざまな要因によって左右されます)。

心理学初学者の私が、自身の復習も兼ねてまとめてみます。

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場面緘黙児の不安をやわらげる劇薬?内破療法、フラッディング法 

「内的破砕療法」「内破療法」(Implosive Therapy)という、おっかない名前の心理療法があるそうです。「フラッディング法」(Flooding)と言った方が通りがいいかもしれません。

その原理は、前回お話した「系統的脱感作法」と同じ「古典的条件づけ」です。分かりやすくいえば、「パブロフの犬」の原理です。

ポイントは、少しずつ不安な状況に身をさらさせるのではなくて、いきなり強い不安な状況に長時間身をさらさせることです。こうして、慣れさせようという考え方です。

不安をやわらげるのに効果的だそうですが、なんだか、ちょっと危険そうな行動療法の技法です。専門家の助言なしに行ってはならないと注意している心理学文献も多数見かけます。

場面緘黙児の治療にこの技法を用いるという話は私はあまり聞いたことがないのですが、私自身の心理学の勉強ノートも兼ねて、まとめてみます。

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場面緘黙児の不安をやわらげる系統的脱感作法 

心理学の勉強をゆ〜っくり進めていたら、場面緘黙症と関係ありそうな内容に当たったので、勉強の復習も兼ねて、まとめてみます。

今回のお題は、「系統的脱感作法(系統的脱感作療法)」(Systematic Desensitization)です。行動療法の代表的な技法の1つで、恐怖症のある人、不安が強い人を治すのによく使われているようです。

要するに、不安な状況に直面しながらリラックスさせ、不安に少しずつ慣らしていく方法です。

場面緘黙症の治療のゴールは発話ではなく、不安をやわらげることですので、この治療法が用いられることもあるようです。実際、拙サイトで配布中の資料No.1にも治療法の1つとして挙げられています。

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場面緘黙症の治療の目標は、発話ではない!? 

場面緘黙症の治療の目標は、学校などで不安を感じないようにすることなのだそうです。発話ができるようにすることではないのだそうです。

英語圏のいろんな文献を読んでいると、こういうような記述をときどき見かけます。

学校などでリラックスできるようになったら、話せるようになるだろうとのこと。発話をゴールにすると、かえって緊張してよくないという言われ方がされることすらあります。

これには、場面緘黙症は社会不安障害(社会恐怖)の症状の一つだという考え方が根っこにあるのかもしれません。

■ びっくり!

びっくりではありませんか!私が緘黙だった頃は、「話せるようになるにはどうすればいいか」ということばかり気にしていたものです。同じように考えていらっしゃる緘黙症をお持ちの方々や保護者の方々は少なくないのではないでしょうか。

ですが、よくよく考えてみればもっとものような気もします。場面緘黙症というと話せないということばかりに注意が向きがちですが、根っこは、極度の緊張だと言われれば、そのような気もします。緊張するから、話せなかったり、思うように振舞えなかったり、ひどいと動くことすらできなくなったりするわけです。

■ 間違った指導の一例

もしそうだとしたら、私の中学時代の部活動の先輩(I先輩)の指導は間違っていたことになります。

I先輩は、無口な私に「まずは1日2,000語話すのを目標にしろ。慣れたら、次は1日3,000語だ」などとおっしゃっていました。

完全に発話を目標にしています。ご好意はありがたかったのですが…。

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記事は長ければいいというわけでもないので、今日はこのぐらいで終わりにいたします。

緘黙症の治療に関する記事はアクセスをたくさんいただきます。もっと治療に関する記事を書きたいとも思うのですが、その前にもう少し勉強したいことがあるので、書くのは勉強が終わってからにします。