日常生活において「話すことの不安」にどう対処するか?

2007年02月03日(土曜日)

場面緘黙児に必要な新学年への準備!場面緘黙症の資料No.11
「日常生活において「話すことの不安」にどう対処するか ?」です!

この資料は、イギリスの場面緘黙症サポートグループ場面緘黙症情報研究協会(SMIRA)、スマイラの資料handout3を翻訳したものです。

今回の資料では、場面緘黙児を日常生活の場面でどのように支援すればよいか様々な提案がなされています。場面緘黙児への基本的な接し方から、他の子どもたちが緘黙児に話しかけてきた時の具体的対応など、細かいところまで言及があります。

今回の資料は、壱さんの担当です。壱さんは大学生で、中学・高校の頃に場面緘黙症の症状があったそうです。近況をうかがうと「現在就職活動の真っ最中です。面接やグループディスカッションで変に緊張してしまわないよう、模擬面接などの機会を見つけては参加しています。」とのことでした。

翻訳チームでは現在、イギリスの場面緘黙症サポートグループ場面緘黙症情報研究協会(SMIRA)、スマイラの資料を翻訳しています。スマイラのhandout2,3,4 を拙サイトの資料No.10、11、12 としますが、スマイラのhandout3の翻訳作業がhandout2より先に完了しましたので、資料No.11を資料No.10より先に公開いたします。

■ 資料の項目

(1)子どもへの接し方 ~ボジティブな態度が大切です!!
   こう言いそうになっても→こんなふうに言うようにしましょう
(2)なじみのない人が場面緘黙児をリラックスさせるには?
(3)家族が地域で子どもをサポートするには?
(4)人に何か言われた時は?
  「○○ちゃんは話せない」「どうして○○ちゃんはしゃべらないの?」
  「口が利けなくなっちゃったの?」「今日は話してくれるよね?」
(5)他の子どもたちが場面緘黙児を代弁しようとするときは ?
(6)場面緘黙児がしゃべったときは?

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場面緘黙症になるのはなぜか

2007年01月03日(水曜日)

場面緘黙児に必要な新学年への準備!場面緘黙症の原因は何か。 どういう要因が場面緘黙症の発症に結びつくのか。

学校などに偏見のない理解と必要な援助をお願いするための資料が出来上がりました。
資料No.9「なぜ場面緘黙症になるのでしょうか?」です。

日本では、場面緘黙症は本人の甘えやわがままであると捉えられてきました。そして、両親や祖父母による甘やかしや溺愛、過干渉、または愛情不足などの家庭的要因がその原因であるという説が流布し、それにあてはまらまい家族までもが誤解を受けるという結果を招いてきました。

今回の資料は、アメリカのサポートグループ・場面緘黙症グループ小児期不安ネットワーク(SMG~CAN)が、これまでの研究成果を踏まえてまとめたものの和訳です。場面緘黙症を正しく理解し、家族が偏見や誤解によって二次的な被害を受けることを防ぐために、この資料をぜひお役立て下さい。

■ 内容(一部)

場面緘黙の症状がある子どもたちのうちの大多数には、不安になりやすい遺伝的な傾向があります。…  

また、研究により、このように行動を抑制しがちな子どもたちは、アミグダラと呼ばれるアーモンド形の脳の部位において、興奮性の閾値が低いということが明らかになっています。 …

また現在、先に上げた遺伝的、生理学的な素因(訳者注3)以外にも、場面緘黙症の発症に影響する要因があると考えられています。…

こうした危険要因はおそらく付加的なものです。…

ストレスの多い環境もまた、危険要因のひとつかもしれません。…

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資料No.3を加筆・修正しました!

2006年12月27日(水曜日)

2006年8月に作成した学校用の配布資料No.3を加筆修正しました!

今回の資料は、ロリ・ダブニー先生(場面緘黙症グループ小児期不安ネットワーク最高責任者)の論文「小学校中学年以上や中高生の場面緘黙児について」”The Older Child or Teen with Selective Mutism”を参考文献に加え、新たな内容を盛り込んでいます。

資料をまとめるにあたっては、SMJ掲示板の皆様にもご協力をいただきました。ありがとうございました。

資料No.3(1)場面緘黙症について(学校提出用)(2)場面緘黙症について(教員の共通理解)の第2版です。

■ 主な修正点

◇ 資料No.3 (1)

初版の「クラスでの配慮」の項目を「学校環境を整備する」に変えて、内容を大幅に書き改めました。また、「小学校中学年以上や中高生の場合」の項目を新たに追加しました。このほか、細かい修正を多く施しています。

◇ 資料No.3 (2)

資料No.3 (1)と同様、「クラスでの配慮」の項目を「学校環境を整備する」に変えて、内容を大幅に書き改めました。このほか、細かい修正をいくつか施しています。

■ 資料No.3(1)場面緘黙症について(学校提出用)より

(9) 学校環境を整備する

◆教師とのコミュニケーション

・優しく穏やかで理解のある、緘黙児のための特別な配慮をいとわない先生が担任として適任である。
・嫌なことがあった時は、本人や保護者から先生に、いつでも相談できるような関係づくりが大切である。
・わかりやすい働きかけ、具体的な指示、答えやすい質問をする。
・メモや連絡ノートなどを使って、教師とのコミュニケーションの促進を心がける。
・提出課題や連絡事項について、聞きもらす場合があるので、メモ書きや連絡ノートで確認できれば安心できる。
・学校で、困った時のためにメモを用意しておいて先生に渡す、カードで意思表示する、メモを書いて渡す、といった方法、指サインで示す方法(例えば親指を上にしたらYES、下にし
たらNO、人差し指と親指で丸を作りOKマーク等)がとれないか保護者と共に模索する。

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